「三保の松原は山じゃないでしょ」
というのがヨーロッパ的なモノの見方。。

山は山。浜は浜。松は松。
というふうにまず「分離」していることが特徴。
さらに「目に見えるもの」とか「手でさわれるもの」しか
認めないのも西洋の基本的な考え方。。

それゆえ今までは「三保の松原」は世界遺産登録から除外すると
されてきたのだ。

しかし日本の主張はこうだ。

「三保の松原から見た富士山」というのは空気感と歴史感を含んだ

「一体感」

の世界であり、これこそまさに
これからの「新しいモノの見方」なのである。

という考え方を
外交官出身の文化庁長官、ユネスコ大使の近藤誠一長官がプッシュしたのである。

それをしっかり根回しすることによって
見事に「三保の松原を含めた富士山」が世界遺産登録となった訳だ。

これは普通の話ではない。

西洋の左脳コア的なアイデアの世界に「一体感」という和の精神が切り込んで行って
それが公に認められた瞬間だったのだ。

個人的には、たかがユネスコに認められたくらいでなに大騒ぎしてんだよ~と
思っていた。ユネスコに認められる=何かの組織に属する、ということだから、これ自体は左脳コアの世界の話になるからだ。

しかし今思うのは勝負の場はどこでもいいということだ。

和の精神である「一体感」を世界の人が知って
それが「これからの新しいモノの見方なのだ」というふうに
思ってくれればよい。

和の精神の「輸出」の瞬間を垣間見た。

これがまさにこれからの日本人の本当の役目なのだ。