テレビの情熱大陸とか
プロフェッショナルとか
いわゆる「成功者」を扱う番組が増えた。

これはプロスポーツを
マスメディアで放送して
いわゆる「スター」を意図的に作ることに
酷似している。

スターを作ればどういうことが起きるか?

答えは簡単。

スターに憧れる者がたくさん出て来る。
そこにビジネスが入って来る。

スターの着る服が売れ
スターの書く本が売れ
スターになりたい人のためのセミナーが増え
スターの言動は政治にも影響を及ぼすようになる。

皆、目標や夢を語り出す。

ニューヨークでは
「俺は将来◎◎になるんだ。そのために今日本食レストランでバイトしてるんだ」
と言ってるだけで努力しない人たちのことを蔑視を含めて
「wannabe族」と呼ぶ。(かなり古い表現かもしれないが)

wanna be = want to be

I wanna be a singer.(私は歌手になりたい)
I wanna be a dancer.(私はダンサーになりたい)
って感じで。

アメリカで子供達に聞く代表的な質問のひとつが
What do you want to be when you grow up?
(大きくなったら何になりたい?)
というものだ。
で、すごいのは、ほとんどの子供が
即座にそれを答えられるということだ。
いつでも言えるように訓練されていると言ってもいい。

ブログでもよく言っているが
自分の夢を持つ、目標を持つ、それに向かって
頑張る、達成する
っていうのは
5次元の世界。

従って
1、2、3、4、6、7次元の人たちには
「夢」とか「目標」って全く興味がないのである。

「俺には夢がない。夢を持たなきゃ」(4次元以下)、って言ってる段階で
「持ちたい」って思ってなくて無理があるし
夢や目標なんてなくても毎日一瞬一瞬が夢であり、目標達成しているみたいなもんじゃん
って思う人(6次元以上、今ここ系)だっている。

こんなふうに考えて行くと
日本人は

「夢を持たねばいけない症候群」
「目標を持たねばいけない症候群」
にかなり冒(おか)されてきている、
という一面もあると言えるのかもしれない。

夢を持っても、持たなくても
自分らしく、快適に生きる事ができれば
それでいいのだ。

ちなみに僕は
夢や目標を追いかけるのが好き。
だから追うぜ!

出典:日本才能学研究所(STEPS)