冠位十二階とは
聖徳太子が与えた「冠位」のことだが
実はそれぞれの人間の「人間性の次元」を表現していたようだ。

「君は「智」の位を授けよう」
って感じだよね。

これってある意味怖い。
しかし、冠位を授ける聖徳太子に
「見る目」があったことがまたすごい。

冠位十二階とは、

「智慧があっても正義がなければ略奪に過ぎず
人は正義の元に争うが
信頼があれば争う事はなく
信頼は感謝や尊敬
礼儀正しい人に集まり
礼儀を知ると人の慈悲、人の仁愛を理解し
人のために尽くすのが仁であり
それら全てを卓越した人に
徳が備わる」

と解説され、

つまり

智、、、智慧を身につけている=頭はいいが人を騙すかもしれない
義、、、智慧+正義を身につけている=自分の正義を振りかざし、人と争うかもしれない
信、、、智慧+正義+信頼を身につけている=意見が違っても、他人を尊敬できる
礼、、、智慧+正義+信頼+礼儀(感謝)を身につけている=礼儀正しい人に信頼が集まる
仁、、、智慧+正義+信頼+礼儀(感謝)+慈悲(仁愛)を身につけている=人のために尽くしたい
徳、、、智慧+正義+信頼+礼儀(感謝)+慈悲(仁愛)=徳を身につけている=そういう人を「徳がある人」と言う
(各段階に小、大がある。つまり、小智、大智、小義、大義....となり、全部で12段階で冠位十二階となる。)

これって
ひとつひとつ大学の単位を取っていって
最後の「徳」が卒業論文の試験になる、みたいな感じだね。

これを基礎にした「人間大学」ってないのかな?
お寺系の大学とか(高野山大学とか)こんな感じなのだろうか?

でもこんなのは
本当は「家の中の教育」
でやるような話だよね。

しかも政治家のほとんどが最低位の「智」になっちゃうね。
だって国民を騙しまくりだもんね。

*才能学ブログ1日2投稿チャンレンジ中!32日目2本目