私はUD16の中の「舞台星人」なのだが
「舞台星人だけが持つ特殊能力」がある。
そのうちのひとつが「場のエネルギーを読む」、
というものだ。
僕はかなりそれを自覚して磨いてきたので
けっこういろんなことがわかってしまうようになった。
それが顕著だなあと思ったのは
中学校の柔道部顧問時代の時の話。
試合のときは各顧問は試合の審判を交代でするのだが
時間が空いているときは自分の学校の選手の試合を
見て横から助言したりするのだ。
見ていると他の学校のほとんどの顧問の先生たちは
「おらー気合いれんかー!」とか
「なにボヤボヤしとんねん!しっかり技かけんかいー!!」と
どやすのだ。
それに対して生徒は試合で息が上がっているのに
先生に向かって「はいーわかりましたー!」とか
言ってるのだ。
つまり試合中の生徒は
①試合の相手
②顧問の先生
という2つの敵と同時に戦っていることになっていた。
何やってんの?って
もうおかしくて仕方がなかった。
手前味噌だが
僕はちょっと違っていたと思う。
試合を見ていると
自分の教え子の技のエネルギーと
試合相手の生徒のエネルギーが
見えてしまうのだ。
だからかなり具体的に「指示」を出すことができた。
あるとき、女子軽量級の決勝まで行ったうちの生徒の試合を見てると
小内刈りが相手の足によく引っかかり、
相手はその防御策を持ってないことがわかった。
「待て」がかかって彼女の私の顔を見たときに
私は彼女を呼んで「小内かかるぞー」とぼそっとささやいたのだ。
彼女はコクっとくうなずいてその後小内刈りを何度かかけて
そのうち2回相手が倒れた(効果だが)。
結局優勢勝ちで彼女は優勝してしまったのだ。
今まで優勝したことのない生徒だったが
他の顧問の先生は「どうやって勝ったんや?」と疑問だらけだったようだ。
あるときは
男子軽量級のベスト8をかけた試合で
練習でやっていた低い背負いをかけられないで
攻めあぐんでいた生徒がいた。
見ていると相手は低い背負いなど全く警戒していないことがわかった。
そこで同じようにささやき戦法で
「絶対かかるから、かけてみろ」と言った。
そのあと彼は思い切って背負いをかけて見事1本勝ちしたのだ。
またあるときは
団体戦のベスト4をかけた試合で、
大将戦で勝ったほうがベスト4にいけるという
なかなかしびれる展開で
うちの3年生の90キロくらいの生徒が
これまた攻めあぐんでいた。
得意技が大外刈りなのだが
返されると思うと怖くてかけられないのだ。
見ていると、これまた相手は大外刈りを全く警戒していないことが
わかった。
そこで「大外。ぜったいかかる!」と囁いたあと
彼は大外刈りをかけ、見事技ありをとったのだ。
一番痛快だったのは
男子中量級のベスト8がかかった試合で
私学の坊主のめちゃ気合の入った選手が
相手だった時のこと。
だいたい「坊主=五厘刈り」にすると
それだけで相手がビビるという要素がすごくあるのが柔道。
うちの生徒もそれを見てビビっているのがわかったが
相手の生徒の試合前の練習を少し見ていると
その選手のエネルギーがわかってしまったのだ。
そこで僕は、
「見かけだけであいつ弱いから、いつもどおり攻めたら寝技で勝てる」
と試合前に言ったのだ。
うちの生徒は見事ねばって寝技で勝利。
めちゃくちゃ嬉しかったと生徒は言っていた。
一言声をかけて選手のパフォーマンスを最大に発揮させる
このような仕事をメンタルトレーナーと言うんだけどね。
----------------
同じようなことはあらゆるところで感じる。
勉強ができないクラスの子の家に家庭訪問に行くと
こういう親が多かった。
「勉強しろ!ってうるさく言ってるんです!でもしないんです!」
これはただ勉強しろ!と言ってるだけで
何をどう勉強したらいいのかを「親」がわかってない証拠の
ようなものだと思った。
本当に子供の性格や子供の学習力がわかっていれば
それに合わせて具体的に指導できるはず。
それが一流なのだと思う。
でも親も仕事やなにやらで忙しく
そこまで見る余裕がないのも
確かなのだ。
---------------
選手の様子をエネルギー面から見て
エネルギーがうまく流れるように
具体的に指示ができるコーチを
僕はUD16で目指して日々精進している。
(もちろんすでに指導もしている)
一人でも多く
自分の本当の才能に気付き
それを通じて
「生まれてきて本当によかった」と
思う瞬間をたくさん味わってほしいからだ。
*才能学ブログ1日2投稿チャレンジ中!
57日目その1
「舞台星人だけが持つ特殊能力」がある。
そのうちのひとつが「場のエネルギーを読む」、
というものだ。
僕はかなりそれを自覚して磨いてきたので
けっこういろんなことがわかってしまうようになった。
それが顕著だなあと思ったのは
中学校の柔道部顧問時代の時の話。
試合のときは各顧問は試合の審判を交代でするのだが
時間が空いているときは自分の学校の選手の試合を
見て横から助言したりするのだ。
見ていると他の学校のほとんどの顧問の先生たちは
「おらー気合いれんかー!」とか
「なにボヤボヤしとんねん!しっかり技かけんかいー!!」と
どやすのだ。
それに対して生徒は試合で息が上がっているのに
先生に向かって「はいーわかりましたー!」とか
言ってるのだ。
つまり試合中の生徒は
①試合の相手
②顧問の先生
という2つの敵と同時に戦っていることになっていた。
何やってんの?って
もうおかしくて仕方がなかった。
手前味噌だが
僕はちょっと違っていたと思う。
試合を見ていると
自分の教え子の技のエネルギーと
試合相手の生徒のエネルギーが
見えてしまうのだ。
だからかなり具体的に「指示」を出すことができた。
あるとき、女子軽量級の決勝まで行ったうちの生徒の試合を見てると
小内刈りが相手の足によく引っかかり、
相手はその防御策を持ってないことがわかった。
「待て」がかかって彼女の私の顔を見たときに
私は彼女を呼んで「小内かかるぞー」とぼそっとささやいたのだ。
彼女はコクっとくうなずいてその後小内刈りを何度かかけて
そのうち2回相手が倒れた(効果だが)。
結局優勢勝ちで彼女は優勝してしまったのだ。
今まで優勝したことのない生徒だったが
他の顧問の先生は「どうやって勝ったんや?」と疑問だらけだったようだ。
あるときは
男子軽量級のベスト8をかけた試合で
練習でやっていた低い背負いをかけられないで
攻めあぐんでいた生徒がいた。
見ていると相手は低い背負いなど全く警戒していないことがわかった。
そこで同じようにささやき戦法で
「絶対かかるから、かけてみろ」と言った。
そのあと彼は思い切って背負いをかけて見事1本勝ちしたのだ。
またあるときは
団体戦のベスト4をかけた試合で、
大将戦で勝ったほうがベスト4にいけるという
なかなかしびれる展開で
うちの3年生の90キロくらいの生徒が
これまた攻めあぐんでいた。
得意技が大外刈りなのだが
返されると思うと怖くてかけられないのだ。
見ていると、これまた相手は大外刈りを全く警戒していないことが
わかった。
そこで「大外。ぜったいかかる!」と囁いたあと
彼は大外刈りをかけ、見事技ありをとったのだ。
一番痛快だったのは
男子中量級のベスト8がかかった試合で
私学の坊主のめちゃ気合の入った選手が
相手だった時のこと。
だいたい「坊主=五厘刈り」にすると
それだけで相手がビビるという要素がすごくあるのが柔道。
うちの生徒もそれを見てビビっているのがわかったが
相手の生徒の試合前の練習を少し見ていると
その選手のエネルギーがわかってしまったのだ。
そこで僕は、
「見かけだけであいつ弱いから、いつもどおり攻めたら寝技で勝てる」
と試合前に言ったのだ。
うちの生徒は見事ねばって寝技で勝利。
めちゃくちゃ嬉しかったと生徒は言っていた。
一言声をかけて選手のパフォーマンスを最大に発揮させる
このような仕事をメンタルトレーナーと言うんだけどね。
----------------
同じようなことはあらゆるところで感じる。
勉強ができないクラスの子の家に家庭訪問に行くと
こういう親が多かった。
「勉強しろ!ってうるさく言ってるんです!でもしないんです!」
これはただ勉強しろ!と言ってるだけで
何をどう勉強したらいいのかを「親」がわかってない証拠の
ようなものだと思った。
本当に子供の性格や子供の学習力がわかっていれば
それに合わせて具体的に指導できるはず。
それが一流なのだと思う。
でも親も仕事やなにやらで忙しく
そこまで見る余裕がないのも
確かなのだ。
---------------
選手の様子をエネルギー面から見て
エネルギーがうまく流れるように
具体的に指示ができるコーチを
僕はUD16で目指して日々精進している。
(もちろんすでに指導もしている)
一人でも多く
自分の本当の才能に気付き
それを通じて
「生まれてきて本当によかった」と
思う瞬間をたくさん味わってほしいからだ。
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57日目その1
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