若い頃って「自分が正しい」って思うものだ。
自分が正しく、間違っているのは人。
それで人を攻撃してしまう。
自分と違う考えは許されないって感じで。
親のことでさえ攻撃したりするよね。
(僕もそうだった)
第一関門:パートナーとの出会い
だけど彼女や彼氏ができると話が変わってくる。
もちろんお互い(かどうかはわからんが)が
好きだから付き合うのだから
相手の嫌なところもさいしょのうちは我慢できるが
やがて我慢できなくなって喧嘩に発展する。
この段階で「考えの違い」を受け入れることができないと
いつまでたってもスティディなパートナーを得ることはできない。
「私の考えを理解してくれるパートナー」を求める旅に出ることに
なってしまう。
そういうパートナーはいるかもしれないし、いないかもしれない。
いればラッキーと思うかもしれないが
それはむしろ「自分の考えを変えなくていい」ということを
アシストしてしまう。
お互いに歩み寄る
という努力をして
人間同士わかり合っていくものだと思う。
第二関門:子供という大自然
やがて子供ができる。
子供は容赦ない。
赤ん坊の時は3時間おきに起きて泣いたりするので
夜中でも親は起されて面倒を見ないといけない訳だ。
意見の違うパートナーを受け入れることができている親は
自分と生活パターンが全く違う子供という存在も
比較的そういうものだと受け入れやすいが
自分が正しい、と信じ続けている親にとっては
子供は悪魔か台風のように見えるだろう。
そんな子供から「違いを受け入れる」ことを学べればラッキーだ。
むしろ「違いを受け入れることを学ぶために子供を授かる」と
言ってもいいと思う。
しかし、この段階でも「違いが受け入れられない」となると
子育てのしんどい部分を誰かに任せたりするかもしれないし
子供を自分の思い通りに操るということにつながる。
僕の体験談
僕は大学を出てすぐに中学の教員になったが1年目に子供たちから洗礼を受けた。
5月くらいから指導がうまく行かなくなり
2月頃にクラス全員から「帰れコール」を受けたのがピークだったが
もう終わりだという絶望的な気分になった。
なぜそうなったかというと
「自分の指導方法は正しく、生徒が間違っている」と信じて
生徒を力で押さえつけようとしたから、それに対して生徒たちは反発したのだ。
結局、「自分の指導方法は未熟である」ということを
認めざるを得ない状況になった。
これは当時の自分にとっては苦痛&屈辱以外の何物でもなかったが
このことが僕を教師として成長させてくれたと思っている。
子供って「自然」と同じようなもの。
突然雨が降るし、突然竜巻が起こるように感じる人もいるだろう。
だけどよく見ていると
虫が葉っぱの後ろに移動すると雨が近い
というようなことがわかるようになる。
これが「智慧」だ。
この智慧を使って事前に相手の動きを予測して動くことが
プロの大人の条件のひとつだと思う。
これからの生き方の方向
今は地域が崩壊しているところが多いので
自分と考えの違う人とは簡単に距離を置くことができる。
LINEなどのSNSでも価値観の違う人がいたら
その人を外して新しいグループを作ればいいのだから。
しかし自分と同じ価値観の人間を集める
という意識では人間関係がどんどん狭まっていく。
そして自分と価値観が違うけど面白い人たちと一緒に何かしたい
と考える人はどんどん世界が広がっていく。
どちらの方向でいくか、もちろん自由に自分で決めることができる。
しかしこの世は因果応報。
自分で選んだ結果は自分で責任を持って引き受けるだけなのだ。
暑ければクーラーをつける。暗ければ電気をつける。早く行きたければ車に乗る。
リアルで上手くいかなかったらバーチャルの中でゲームキャラクターを思い通りにコントロールする。
なんでもある程度、自分の思い通りになる世の中になってしまったのかも。
しかしそれを意識することがもう一度自然と一体となることのスタートになるのだと思う。
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