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最近、何かと舌打ちしたり、汚い言葉遣いをしたり、人は利用したらええねん、みたいな考えの人とは
やっぱり一緒にいたくないな〜という想いがあって
色々考えていることを書いてみることにしました。

人間のレベルって厳然としてありますよね。

才能学のスタートアップコースにある
「次元論」では
「言動」から
自分を含めて人の「人間レベル」を割り出す、ということを学んでいる。

次元論では１次元から８次元まであるんだけど
そのスケールは
他で言われていることにも共通している部分がたくさんある。

よく例に出すのが
ホーキンズ博士の本「パワーか、フォースか」に出てくる人間レベル。
あとは仏教でよく言われる「十界」。

今日は十界について少し話してみる。

仏教にかかると
人生ってどのレベルにいても常に修行みたいな感じになる。

一番低いのが「地獄界」

これは「いつも怒りがある状態」。
言葉遣いが汚い人っているじゃないですか。
「◎◎ってクソなんだよ」とか。
あと常にチェッみたいに「舌打ち」してるような人。

人生つまんなくて
人生思うように行かなくて
何を見ても常に怒っていてイライラしているようなゾーン。

この地獄界が一番苦しい。

そこからちょっとマシになるけど
やはりどうしようもないのが「餓鬼界」。

これは「欲の塊」「もっと欲しい」「足るを知るを知らない」って感じ。
自分の欲望を満たすためには人も「利用するだけ利用すればいい」という態度。
切りがないですよね。

次に出てくるのが「畜生界」。
これは「物事の道理がわからない」とか「わかろうとしない」という感じ。
まるで動物。
ここにいる人は
「ありのまま」というのを思い切り勘違いしていて
「動物のままでええやないか」
つまり
「物事の道理なんて知るか。俺は俺のやり方でやるんやー」
みたいな人が多い。

次に出てくるのが「修羅界」。
これはいつも自分と他人を比較して
どっちが優れているかを気にして
優越感に浸ったと思えば、劣等感に打ち砕かれ
嫉妬の嵐の中で永遠に苦しむ、という場所。

この４つの苦しい世界を超えると
ようやく「人間界」に入れる。
自分の心に素直に従えるようになる、というもの。

ここまでくれば、
まずは幸せなんだけど
なりたい自分があって努力して目標を作って
現世で成功していくプロセスに入るのが次の「天上界」。

想いが形になっていきます。天にも昇るいい気分になれます。
が、そこで油断すると「有頂天」になり
一気に地獄界へ落ちていきます。

天上界から有頂天にならずにすんだ人は
そこを超えてさらに上の世界へ入っていきます。
そこもまだ修行の世界です。

有頂天を超えた所に入るとようやく
「感謝」や「謙虚」という言葉が出てきます。
つまり地獄界〜天上界の世界は「感謝」も「謙虚」もない世界だと言えます。

一般に言われているのは
「地獄界」の波長を持った人は「地獄界」にしか住むことができません。

人間界に住む人と
地獄界に住む人が
出会ってしまうのが３次元の地球です。

で、出会ってしまうと
お互いが居心地が悪くなります。
なので、自然と別れていきます。

人間界にいる人は人間界に住む人と一緒にいるのが心地よく、
地獄界にいる人は苦しいなりに地獄界にいる人と一緒にいるのが心地いいのです。

「チェッ、あいつクソだよな」
「そうだよな、あんなクソいらねえよ」
「チェッ、ほんとクソだらけだよな」
みたいな会話が地獄界でなされているわけです。
人間界にいる人は耳を塞ぎたくなります。

だけど地獄界の住人に出会ってしまうのって
自分の人間レベルが落ちて地獄界モードになってしまったからだと思うんですね。
いわゆる「引き寄せの法則」です。
そのことが何かの「気づき」をもたらしてくれることもあるけど
そこに気づかないと地獄界の人間がどんどん寄ってくるだろうし
気づけばもう寄ってこない、ということになるんだと思ってます。

そういう風に考えていくと
なんか人間それぞれのレベルで一段上に上がるための修行をしている、
ということが言えてきます。

空手で言えば、白帯がオレンジ帯に、
初段は二段になるためにそれぞれ努力している、みたいな感じで。

白帯がダメで黒帯がいい、みたいな比較になると
これは「修羅界」のモード。
それぞれの位置で「自分の修行をやろうね」というのが
「人間界」のモードなんだと思う。

ただ、上に行けば行くほど
責任が重くなる、ということは言える。

では、地獄界にいる人は
どうすれば人間界に上がれるのでしょうか。

簡単で、且つひとつしか方法はありません。

「人間界に上がる」と自分で決めて努力するしかありません。

俺はどうせ何やってもダメなんだ、とか
そんなすぐに自分を変える自身はありません、などというのは
努力するのが嫌な人間の言い訳にすぎません。

どんな人も苦しみに焼かれて人間界に上がれるのです。
楽して上がった人など一人もいないと思います。

努力をしない人はいつまで地獄界にいるしかありません。

空手の話に戻ると
黒帯の人はそれなりに鍛練したから黒帯になれたわけです。
黒帯の人がやってきたように努力をすると
やがて白帯の人は黒帯になれるでしょう。
だけど「黒帯になりたい」と思って
努力をしない限り、黒帯になることはない、
ということは確実に言えるのです。

何帯になりたいのか。
つまり「どの世界」で生きたいのか。

それは全て自分で決めることなのです。

続く。

「暖簾の向こうに垣間見れる希望かな」（神楽坂ツアー）
＊僕も若い頃は「地獄界」「畜生界」「餓鬼界」「修羅界」で苦しんできました。そして親や先生や先輩に厳しく叱られながらひとつひとつ階段を上がって人間界に入ってこれたと思います。ダメな自分に向き合うのは苦痛以外の何ものでもありませんが、そこを逃げると人間界に上がって来れなかったでしょう。学校でこういうことを教える必要があると思います。

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