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---vol.2133---

頂点を極めるためには
「才能」だけあればいけたりするが
「極め続ける」ためには
そこに「好き」が入ることが必要になってくる。

これはどういうことか。

例えば
僕は学生時代やっていた空手で
県大会で三連覇したことがあるけど
空手がそんなに好きではなかった
ので、
県から
「高校の先生になって空手部を作って
あと10年くらい国体選手として活躍しないか」
というオファーを断って
アメリカ留学に行ってしまうわけです。

空手をしていても
頭の隅に消えない「好き」があったのです。

それがアメリカだったのですね。

昔から「ニューヨークの夜景」が好きだったし
アフリカンカルチャーが好きだったので
ハーレムに行ってみたい!という憧れがすごく強かった。

一度もニューヨークに行くことなく
島根県の高校の先生になるなんて!!
って心のどこかで思ってしまったのでしょうね。

留学して、初めてニューヨークに上陸して
ハーレムも感動したけど
エンターテイメントの街ということが
僕の才能を刺激したのです。

僕にとっては「好き」と「才能」がクロスする場所だったのですね。
(結果、その後29回行くことになる)

この頃はまだ才能学に出会ってなかった。
もし20歳くらいで才能学に出会ってたら
僕は間違いなく
ブロードウェイに挑戦していたと思う。

はい。歌とダンスと演技のブロードウェイです。

しかし、僕が才能学に出会って
「舞台人」だとわかったのは30歳の時。
帰国して教員採用試験を受けて、一発合格してしまい
中学の英語教師で柔道部顧問だった頃です。

だけど「舞台人」のエネルギーが僕を動かします。

アフター5や土日祝日を使って
僕はエンターテイメントの世界に入っていくのです。

本格的にやったのは
ダンスと歌ですね。

そのかいあって
ダンスはニューヨークのアポロ劇場のステージで
踊ることができたし
歌はアメリカ最大のゴスペルワークショップで
クワイアの一員だったけど
約2万人の前で歌うという経験をすることができた。

また大阪のミュージカルスクールのサマーWSに参加。

ウエストサイド物語のワンシーン「アメリカ」を
やったのですね。
もう楽しくて楽しくてこれが毎日続かないかな、
って思ったものです。

まさに無尽蔵エネルギーゾーンから
エネルギーが流れ続ける世界だったのです。
今でもこういう文章を書いてるだけでも
めちゃエネルギーもらえます。

だけどこれは仕事にはならなかった。
今から目指すにはやはり歳を取り過ぎていたのです。
本当はそうじゃなかったかもしれないけど
当時はそう思ってしまったのですね。

だけど
僕は34歳で教員を辞めて
なんとかエンターテイメントで食べて行ける道を目指すのである。
強引に舵を切ったのです。

色々やりました。

40歳になって
ブラジルでパーカッションに出会って
そこからチームができて
今では日本屈指のチームに成長して
やってることはプロの仕事だけど
運営が右脳人的な感じなので
パーカッションで食べている訳ではないが
やってきてよかったと思っている。

人生で悔いが残るとすれば
若いうちに才能に気づいてブロードウェイに挑戦したかった
というのがやっぱりある。
コーラスラインが一番好きな作品。
https://www.shiki.jp/navi/news/renewinfo/032400.html

まとめ

好きなことは才能があるかどうかわからないけど
一度好きになったことは
その世界に「えいやー」と入って挑戦できることが
やっぱり幸せだと思う。

いい歳になりました。これからはそんな若者たちを増やして行きたいですね。
そんな想いが僕を才能学に走らせたのかもしれないな、って思います。
bbc32481
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◆著者プロフィール

Tadashi Shichijo /
日本才能学研究所所長。才能学カテゴリーは右脳100%舞台人。学生寮生活、自転車やバイクにテントを積んで日本中を旅し、空手国体選手、米国留学、公立中学英語教師(柔道部顧問)を経て、世界20ヶ国放浪、映画会社・馬牧場・大手学習塾教室長・政治家秘書など遍歴。映像製作、ウェブサイト製作も手がける。またリオのカーニバルに出演するなど世界のエンターテイメントを体験、各スピリチュアルや成功哲学を実践し結果を出す。潜在能力や陰謀論などにも精通。子供の頃から何事もやってみて判断するスタンス。いい意味でも悪い意味でも経験だけは豊富なので、どんな話を聞いてもほぼ驚かないです。億万長者や社会的名声には全く興味なし。旅と海と夕焼けと自由をこよなく愛する。アフリカ系ブラジルパーカッションチーム主宰。詳しいプロフィールはコチラ

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