「体験」するって大事。

なぜか?

「体験」してみると
それが自分に合うかどうかが「体で(細胞レベル)」わかるから。

僕はかつて
スキューバダイビングをしていた時期があった。

マイ機材を全部買って、冬用のスウェットスーツも買って
ものすごい勢いでいろんなところに潜りにいった。

日本は
和歌山、若狭湾から伊豆の大瀬崎、石垣島や宮古島、
与那国島の海底遺跡も潜った。

海外にも潜りにいって、
東はカリブ海トリニダードトバゴやバハマ。
フィリピンセブ島、タイのプーケット
インド洋のセイシェルやケニアでも潜ったなー。

NO.1はセブ島モアルボアールのペスカドール島。
そこの船着き場の海底5mくらいのところが
珊瑚礁、いそぎんちゃく、小さいカラフルな小魚でビッシリになっていて
本当にまるで「竜宮城」という感じだった。

1年半くらいで80本くらい潜ったかな。

ところが2年目の秋口くらいになったとき
「もういいかな~」って思った。

ダイビング仲間が海から上がってこんなことを言ってたのを聞いて
違和感を感じたのだ。

「2cmくらいのタツノオトシゴがいましたね~。かわいかったですね~。」

けっこう、こういう人たちが多い。

俺って、魚自体には全く興味がないやん~ってことがハッキリして
どちらかというと「海」とか「珊瑚礁」などの奇麗な雰囲気が好きだった
ということがわかったのだ。

なんかここは、俺のいる場所じゃないんじゃないの~?
話も合わないし~~

こういうのは、やってみてわかることなんだよね。

1年目は夢中でやることなすこと新しいことばかりだから楽しいけど
2年目になると多かれ少なかれ「自分のテーマ」が大事になってくる。

「2年目のジンクス」ってこのことなのかもしれんねー。

こういうのは留学したときにも感じた。

最初の3ヶ月はアメリカ留学生活は楽しい。
見るもの聞くものが全部新鮮。
だけど4ヶ月を越えてからは「なんでアメリカにいるのか」という「目標」がキチッとないと
もたないのだ。それで帰国する人たちをたくさん見て来た。


モノゴトには

①ちょっとやってみたいことと

②一度はやってみたいことと

③それが自分の天職で死ぬまでやり続けること、の

3つがあるんじゃないかと思う。

もういいや、と思ったときは
さっさと辞めるのがコツだよね。
これは逃げでもなんでもない。
興味がなくなったことを続けると
ツライだけじゃん。

でもいろんなしがらみがあって
動けない場合だってある。

そういうときはツライ。

酒を飲んで
泣くしかない。。。

なんてのも、寂しい。。

出典:日本才能学研究所(UD16)