20代の頃、ニューヨークのハーレム145丁目あたりのセントニコラスパブっていうジャズバーに行った時に聞いたジャムセッションのジャズピアノがカッコよすぎて、「俺もいつかここでジャズピアノを弾く!」という目標設定をしたことがある。

日本に帰ってから電子ピアノを買って、ピアノを2年間習って「星に願いを」やゴスペル曲の「Oh happy day」などをはじめいろんな曲を弾けるようになり、その後、半年ジャズピアノを習って、京都のライブスポット「ラグ」ってところのジャムセッションにピアニストとして参加した。

ドラム、サックス、ベース、ピアノで 「C Jam Blues」をやったけど
めっちゃ緊張して、実力(言うほど実力もなかったが)の1/10も出せなかった。
このとき、「もう十分やった!」という気になり、
結局ニューヨークのセントニコラスパブでのジャムセッションをするという
夢は叶わなかったが、きっぱり諦めがついた。

僕は精力的にすごく頑張った。読譜がありえないくらい遅く、一人でヘッドホンをつけながらピアノの練習を毎日するのはとても辛いというか、寂しかった。特にハノンの反復練習はつまらない以外の何物でもない。
今はすっかり曲も忘れてしまったが、時々ビッグカメラのピアノコーナーに行ってちょっと弾けるのはジャズピアノの教室で教えてもらったジャズ風ハノン。僕はきれいな和音のメロディがとっても好き。それだけは今でも弾ける。

youtubeにはゴスペルピアノのチュートリアルビデオがたくさんある。
ゴスペルを7年やってた頃によく見てたのだが、時々ゴスペルピアノが聞きたくなると見ている。
ブラックゴスペルの曲ってなんでこんなに美しいんだろう、という曲が本当に多い。
その中のお気に入りチャンネルのピアニストがいるんだけど、
その人がこんなことを言ってる。

Yeah, I do a lot of music. I play keys and drums, however, you will never see my drums skills because I don't believe that is my calling anymore. I kinda fell off the drums, but I love my keyboards. https://www.youtube.com/user/3dmac2/about
(僕はたくさん音楽をしてて、キーボードとドラムをしてる。だけど君達は僕のドラムのビデオを見ることはないと思う。なぜならドラムはもはや僕の天職ではないと思うからだ。ある意味僕はドラムから手を引いたけど、キーボードは(僕の天職だと思えるから)とっても愛してるんだよ。/私の意訳)

僕もライブスポット「ラグ」でやったあとに、「ピアノは一生はできないな~」と思ったのと同じようなこと言ってる。お試しでいろいろ(一生懸命、ある程度の期間)やってみると、「もういいや」って思えるものと「これは面白い!なんぼでもできる!」というものが「肌感覚」でわかってくる。そういうのが大事だよね。


Calling 意味:天職

「vocationは「天職、適職」で明らかに職業ですが、callingは神に与えられた使命とか「そのために生まれてきた」と思えるようなことだと思います。ですから、callingは必ずしも職業ではなくても良いのだと思いますよ。
ネットで少し検索したら、Gary Northという人がCalling and Occupationという文章を書いていて、その中で「自分は歴史を大学で教える資格があるけれど、今はビジネスの世界にいて自分の知識を売ってお金を 稼いでいる。私のcallingはmy academic workだけれど、それは仕事で得たお金を使って、自分で無償でやっている。つまり職業とcallingは別物だと言っています。」
(yahoo知恵袋より引用)

*才能学ブログ1日2投稿チャンレジ中!
40日目その1