先日、僕の事務所でイベントがあり
シュタイナー建築家のアキナさんの話を拝聴した。
お題は「開くと閉じる」で
そのお題に合わせてアキナさんが
自由に話すというものだった。

アキナさんの逸話で有名なのは
「シュタイナーがアタシの考えてることと同じことを考えていた。」
というものがあるが、
今回のイベント講演で僕が思ったことは
「アキナさんの話は才能学の中の右脳左脳論と次元論と同じじゃん」ってこと。
(もちろんアキナさんは博士なので、その造詣の深さはマリアナ海溝よりも深いが)

話の中で印象深かったのは
「二元的一元論(にげんてきいちげんろん)」

例えば、
喉が乾くと水が欲しくなる。水を十分飲んだら満足してしばらく水なしでも大丈夫。
で、また喉が乾くと満足するまで水を飲む。満足したら水を飲むのを止める。

当たり前のことですね。

喉が乾く。
喉が潤う。

という2つのことを、動きを含めた1セットとして考えるのが
二元的一元論だ。

喉が渇いた時に、もし水を飲めなければどうなるか?
これは砂漠でさまよったことがある人はわかると思う。
死がすぐ目の前まで迫ってくるヤバい事態だ。

そして、もし水が飲めたとしても、ずっと水を飲まされ続けたらどうなるか?
なんか、、水責め拷問の図が目の前に浮かんでくるのではないだろうか?

従って
「喉が乾く」と
「喉が潤う」の
間にちょうどよい程度の量の水を飲むことと、
運動することで体から水分が奪われることの、
2つの作用で一定のリズムが生まれ
全体として「健康である」ということが
言えるのがお分かり頂けると思う。

同じことがいろんな場面で言える。

伊勢神宮が20年毎の遷宮を
周りの森と職人とセットにして
考えることも全く同じことであると言える。

不安を例にとってみると次のようになる。

未来のことを考えているうちに
今のままでいいのか?と不安になる。
これは左脳が動いているときに起こる。(左脳=固化)

不安になったときに、そこから平安に戻るためには
左脳から離れて右脳に移行しないといけない。
「一体感を感じる」のが右脳の働きなので、(右脳=同化0
ずっと右脳にいると仕事ができなくなる。

で、心が平安になり満たされたので
また仕事に戻る。仕事は過去の分析と未来の計画だ。(左脳=固化)
すると過去の分析をしているうちに過去に感じた怒りが出てきたり
未来の計画を立ててるうちに、未来への不安が顔をのぞかせたりする。

するとまた左脳を離れて右脳に行けばいい。(右脳=同化)

この「左脳から右脳への移行方法」を知らないとどうなるか?

ずーーーーーーーっと不安のままになってしまう。

先ほどの水の例だと、ずっと喉が渇いたままになってしまうということだ。

実は、左脳から右脳への移行方法を知っておくことは
「大人になるための最低条件」だと
世界各地の現住民族を含め日本でも言われてきたが
どうやらそこが疎かになってきていると言わざるを得ない。

右脳左脳論(LR)はそこを理解して実践することで
完璧に右脳と左脳のバランスを取っていこうとする
まさに「二元的一元論」なのだ。

従って「不安」というのは、「そろそろ喉が渇いてきたから水飲めよ~(右脳へ行けよ~)」
というサインであるということができる。
だから「不安」は人間が生きて行く上で必要不可欠な要素であると言える。

「不安を消して、24時間365日心に平安を」という世界があるとすれば
それはもう「人間ではない」と言えるかもしれない。

わかりにくい人は子供と家庭の例で考えてみるといい。

子供と家庭。

子供の頃に外で遊んでいて疲れてお腹が減ったら
家に帰るというのを誰もが経験したことがあると思うが
それが「同化」。家族がいる安心安全の場に帰って
心と体を休める。

そして休んで元気になってくると、また外で遊びたくなる。
家族という安心安全の場から飛び出して、外で冒険をしたくなる。
これが「個化」。

ずっと家にいたら、引きこもりになるし、
ずっと外にいたら、不良になる。
これでは困る。

疲れたら帰って、元気になったら遊びに行く。
この「ペース」が一定だと親も安心する。

しかし家の中が殺伐として子供が家族の中に
居場所を感じられなくなると(固化)
外に居場所を求めるようになる。(同化)

そうなると夜に遊びに行って、朝になったら帰ってくる、
という逆転現象が起こって親は困る。

太陽が昇ったら遊びにいって、
日が暮れたら帰ってきてほしいのが親だ。

このように「規則的で健全な出入り」で世の中はできているということを
理解しましょう、というのが二元的一元論。


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一人ぼっちと思うときもあれば
みんなと繋がっていると感じるときもある。
その2つを同じくらいのペースで行ったり来たりできれば
「正常」なのだ。それは月が新月と満月を交互に表現
するのに似ているかもしれない。

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