2015/11/30放送のプロフェッショナル仕事の流儀に
土木エンジニアの方が出ていた。
http://www.nhk.or.jp/professional/2015/1130/index.html


土木エンジニアにもいろいろある。
出演されていた阿部玲子さんは(C)才能学の「天職マトリックス」で言えば
魂年齢軸の上から2番目の「世のため 人のため」になる。
インフラ創りに携わっているので「世のため人のためゾーン」であっても
魂年齢80歳以上に位置するものと思われる。
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◆大きいものを造りたいという夢

「大きいものを造りたい」という
をもって土木の大学に行ったら
女性は自分ひとりだった。

25歳のとき建築会社に入社したが
「女性がトンネルに入るとトンネルが崩れる」
という迷信のため現場に入れてもらえない。

悔しくて、業界の女性差別の壁を乗り越えるために
海外で就職するために苦手な英語も勉強した。

台湾で新幹線のトンネルを掘る仕事につけたが
不況のため4年で解雇。今の会社に入ったが
とにかく我武者羅に頑張った。

*才能学解説
最初は「大きいものを造りたい」と夢見て業界に入ったけど
女性差別にあい、その壁を乗り越えるために
なにくそ根性で「自分のために」頑張ってきたと言える。
しかしこの「なにくそ根性」で頑張ったことが
を生み、人並み以上の経験と技術を身につけることになったのである。

◆「熱」が「志」に変わる転換期

インドの難しい現場をまかされたことがあり、
そこの課題は「安全管理」だった。
ちょうどその頃、インドの別の現場で
「崩落事故」があった。
その事故現場を視察したとき魂の声が聞こえた。
「安全管理こそ私がやらなきゃいけない仕事なのかな。」


*才能学解説
それまでは「自分のため」に頑張ってきた仕事だったが
有史以来、土木に携わってきた先輩たちから受け継いだ「技術」を国を超えて後進に伝える責務
感じたという。

「〜しなくてはいけない」というのは、まさに「志」を表現する言葉である。

◆職人魂


これまでのマニュアルを守るだけでなく
現場に応じて新たな技術を積極的に導入していった。
満足したら終わり。(特に安全面に関しては)
よりよいものを作って後輩に渡すのが役目だと
思うようになる。
*才能学解説
負けず嫌い。
ぜったい「できない」と言わない。
その結果新しい技術が生まれる。
今までの常識を押し付けられることが嫌い。

このあたりが職人魂の典型的なポイントである。
◆日本を押し付けず、日本を捨てず

日本の形を押し付けるのではなく
現場(国)に応じて、馴染みやすい形に進化させていく。
だけども
日本の魂(安全第一を徹底する)だけは絶対失わないようにする。

◆志

途上国の安全管理の意識を変えること

受け継いだ土木技術をよりよいものにして後輩にバトンを渡す


◆まとめ

おそらく、もともとが
魂年齢60〜100歳の「世のため人のためゾーン」生まれであったため、
「世のため人のためゾーン」の職場に行くことで「天職ゾーン」に入り
能力が開花したということに尽きる。
そして天職ゾーンに入れば「どんな困難」も打ち破って進んでいけるのだ。

高校卒業時点で自分の本当に好きなこと、やりたいことに
向かって舵をきれたことはやはりとても幸せなこと。

土木業界は「女性差別をされる」という不遇の時代も長かったが
「負けたくない」と荊(いばら)の道を選んだことが熱となり
人並み外れた経験と技術を積む結果になり
より難しい仕事に出会い、
さらに「落盤事故」という動機を経て
やがて一生を貫く「志」を持つに至るのである。

シュタイナーの理論では
本能
衝動
欲望
という低次の熱が
動機という熱に出会うと
下位の熱に働きかけて
希望

覚悟
という崇高な熱に
変化していくといいます。
シュタイナーの子育て30のヒントp.32より)

この本では子育てのヒントとして書かれているが
この「本能、衝動、欲望」が天職3Dマトリックスのローゾーン(不遇の時代)であり
「希望、志、覚悟」というところがいわゆるハイゾーンに当たるのかもしれません。
そして「動機(偶然の出来事など)」が200の壁を超えさせるんですね。
本音



◆才能学から見た職人魂の特徴
(右脳系+世のため人のため=魂次元5〜6次元+魂年齢60〜80歳)

負けず嫌い
困っている人を現場で助ける
途上国に技術を伝える
専門分野の吸収力はめちゃくちゃ早い
基本的に頭が良い
「できない」とは絶対言わない
絶対に妥協しない
未だ世の中にない技術を創り上げる
現状に満足したら終わり
修理しながら長く使える丈夫なものを作る
少しでもいいモノを世に出す
少しでもいいモノを世に出すためなら何でもする
受け継がれてきた技術に少しでも+αして後輩にバトンタッチする
ペラペラしゃべらずに、やってみせる
細かいところにこだわりをもつ
あれこれやらずに一つのことをコツコツ深めていく
道が厳しければ厳しいほど嬉しい

*もしあなたが「俺は職人だ!」と思ったら思い切って現場へ飛び込もう。時間はかかるかもしれないが、必ず芽が出る。




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 Tadashi Shichijo / 京都生まれ東京在住。元公立中学英語教師&世界中を旅する。人生は舞台!「生まれてきてよかった!」という一生を支えるエクスタシーの瞬間をひとりでも多くの人に味わってもらうために才能発見、天職開発の仕事をしています。7次元舞台製作プロダクション銀座七海人代表。暖かい季節は野外系パーカッショニストもやっています。東京下町を自転車やバイクでぷらぷらするのが好き。
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