今まで見た
最低のありがとうは
アメリカ留学時代に
留学生用のクリスマスホームステイプログラムに
参加したときに見た光景。

僕は南部のアラバマ州の大学で学んでいたのだが
クリスマスとお正月を挟んだ２週間、
どこか別の地域の家にホームステイをする
留学生用のプログラムというのがあった。
参加費はめちゃ安かった記憶がある。
たぶん数千円。
ただ、自費でそこまで行かなくてはならない。

僕が当たったのは
人気が高くてなかなか当たらないと言われたフロリダ。
フロリダ半島の中部西海岸のサラソタという街だった。

僕は留学中に
アメリカで自動車免許（総費用約２千円）を取り
（日本ではバイクの免許しかなかった）
ディーラーをしている友達のアラビア人から
約１０万円で中古のアメ車を買って
それを乗り回していたのだが、
せっかくなのでその車でフロリダまで行こうと思った。
DSC03047
＊昔の写真を撮影（笑）これが留学時代の愛車、１０万円で買ったポンティアック・グランプリ。78年式だったと思う。ボロッボロの中古でスピード１００キロ以上出しちゃダメとか前のオーナーから５つの申し送りがあった。ちなみにこの写真はフロリダホームステイ中に行ってきたキーウエストのサザンモストポイント。

どうせならその前に
大学で友達になった日本人３人と
ニューヨークへ行こうということになった。

大学のあるアメリカ南部の街から
ニューヨークまで
昼夜を問わず走って２４時間。

ニューヨークで４〜５日過ごして
そこから一気に南下。
途中のジャクソンビル（フロリダ州）で
友達を降ろして（別の友達がジャクソンビルまで車で迎えに来ていた）
僕はさらに南下して
サラソタまでこれも
走りに走って２４時間。

地元の教会を柱にした
コミュニティがあって
その中の２０家族くらいが
ボランティアでホームステイ先に
なっていた、という感じで
僕の他に全米各地から
約２０名くらいの留学生が
やってきていた。

僕はパパ、ママ、男の子二人（５歳、７歳）の
白人家庭にホームステイ。
子供たちとはめちゃ仲良くなったし
パパもママもすごくよくしてくれた。

クリスマス１２月２５日の朝までに
でっかいクリスマスツリーの下に
家族みんなが家族それぞれに
プレゼントを準備して置いておくのだ。

子供たちはものすごい数の
プレゼントを貰う。

パパから
ママから
パパのパパ（父方のおじいちゃん）から
パパのママから
ママのパパから
ママのママから
親戚のおじさんから
親戚のおばさんから
別の親戚のおじさんから
親戚のいとこから
兄弟から
みたいな。

ハッキリ言って
あげすぎです。

なんちゅうクリスマス商戦！
トイザらス儲かるだろうな〜
ってマジで思った。
（最近アマゾンにやられたけど）

で、２５日の朝に
みんなが見ている前で
ひとつひとつプレゼントをビリビリと開けて
わー嬉しい！パパありがとう✨🎁
とか言うのだが
その様子を見ていると
本当に嬉しそうなのは
最初の２つ目くらいまでで
あとはそんなに嬉しくなさそう。
で、形式的なありがとう
になっちゃってるやーん
って僕は思っていた。

これって今まで見た中で
最低の「ありがとう」。

食べれないのにものすごい量の料理を頼んで
ゲップしながら食べて、残りを家にお持ち帰りする
アメリカの人たちのスタイルのまんま。
（もちろんアメリカ人全員そうだとは言いませんが）

でも日本で言えばお正月のお年玉に近い。
お年玉なら
いくらもらっても嬉しいから
やはりプレゼントは現金が
一番いいのでは、と思った✨

で、結局何が言いたかったのかと言うと
本当にうれしいから言葉として出る「ありがとう」と
嬉しくないけどとりあえず言っとかないといけないから言っとく「ありがとう」
の二つがあるということ。

これを才能学的に解説すれば
どうなるのか。

長くなったのでまた次回。

つづく

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Tadashi Shichijo / 京都生まれ東京在住。元公立中学英語教師＆世界中を旅する。人生は舞台！「生まれてきてよかった！」という一生を支えるエクスタシーの瞬間をひとりでも多くの人に味わってもらうために才能発見、天職開発、メンタルトレーニングの仕事をしています。日本才能学研究所所長。７次元舞台製作プロダクション銀座七海人代表。夏場はアフリカ系ブラジルパーカッションAlawodudu主宰。冬場は暖かい海外へよく行きます。東京下町を自転車やバイクでぷらぷらするのが好き。
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