先日、所属させていただいている「ATHT会」で
「空手の魅力」についてスピーチさせていただきました。

第1章：歴史
第2章：道場
第3章：後の先
第4章：世界の空手

特に話したかったのは
伝統空手の組手の極意である「後の先」の話。

これは
１、頭で理解するレベル
２、技としてポイントが取れるレベル
３、技としてポイントが取れるように指導できるレベル
という３段構造。

僕は現役の頃、
この後の先がめちゃ得意で
後輩にも教えるのがめちゃ上手かった。

後の先は
先に相手に攻めさせるけど
相手より早く突きを極める、
という技術なんだけど
大事なことは
①先に相手に攻めさせること
もっと大事なことは
②先に手が出るように相手に圧をかけて相手を焦せらせること
というのがある。

「先の先（せんのせん）」というのは
相手が攻める前に先に突きを極める
というものだけど
先の先と後の先では
営業とマーケティングくらい違う。

ねーこれ買ってよ！
っていう先の先的営業は金運人や左脳人にはできる。

だけどいろんな条件や環境を周りから固めていって
向こうから「買わせてください」っていうのが
後の先になる。これは右脳人的なやり方に近い。

また後の先が理解できると
戦争のや悪徳ビジネスなどに使われる「マッチポンプ」も
完璧に見抜くことができる。

＊空手の動き付きの講演で何度も息が上がってしまった...（汗）しかし「空手の魅力」をわかってもらうために色々調べて僕自身もすごく勉強になりました。また講演後の皆様のフィードバックがめちゃ鋭くてためになりました。このフィードバックの鋭さもATHT会の特徴だと思います。

◆フェンシングの日本選手権へ

そんな中、今日は
そのATHT会仲間でフェンシングをしている鈴木穂波選手の
全日本選手権の応援に行ってきた。
２０２０オリンピックを目指していて出場に手が届く範囲に位置しているすごい選手なのです。

フェンシングを生で見たのは僕は初めてで
限りなく空手に近い競技だと思いました。

残念ながら今回は優勝はできなかったですが
先にポイントでは勝っていたんだけど
途中からちょっと守りに入ってしまい
後の先のカウンターを使うつもりが
圧をかけられなくて後の先が効かなかった、
っていう場面が何回かあった感じがしました。

野球で言えば
フォークを投げたけど
フォークが落ちずに打たれた、
って感じですね。

まだワールドカップがあって
その成績次第では東京オリンピック参加が可能なのだそうです。
頑張れ、鈴木選手！

なんか人の試合を見て久々に悔しかったです。

その後、一緒に応援に来ていたATHT会の仲間とお茶したのですが
なんていうか皆さん本当にいろんなことを明快に理解されている方ばかり。
めっちゃ話が合います。
これからの日本のスポーツ界やビジネス界でも活躍していく人財が
集まってるのがATHT会なんだな〜って思いました。


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