いつの頃からか
「学べばプロになれる」
と言う風潮が出てきましたよね。

わかりやすいので言えば
「ゴスペル教室」なんかがそう。

ゴスペル教室にお金出して通って
練習すれば大ホールの１０００人のお客さんの前で
プロの歌手みたいな気分で歌を歌える！
と言うようなもの。

これは決して悪いことではない。
むしろ「豊かな文化」と言うことで良いことだと思う。

何を隠そう僕も30代の頃ゴスペルにハマって
その団体さんにアメリカの全米最大規模のブラックゴスペルWSに連れて行ってもらって
ニューオリンズのコンベンションセンターの２万人の黒人の観客の前でジャパンチャプター（日本人クワイア）の一員としてゴスペルを歌わせてもらったことがある。

「役に立ちたい」という日本語の歌詞。
いい歌詞なんですよね。

神様の計画のために自分という器を使ってください。
そうすることで私の魂が満たされます。
という趣旨の歌詞。

これってまさに「天律」とか「使命」の話。

この日本語の歌詞を作ったのが僕が京都でピアノを習っていた先生のお父さん、という
嘘のような本当の話。

日本語のユニゾンで始まって
日本人クワイヤーというだけで感動して立ち上がる人がチラホラ。
後半に入り３声のハーモニーになったところで
観客の三分の一が立ち上がり、
その後英語の歌詞になったところで
２万人が総立ちになったあの鳥肌がたつ感覚は一生忘れることはない。

ただ、僕はそういう感動は味わえたけど
プロの歌手になれた訳ではない。

お金を払っているうちはいい気分を味わえるけど
お金をもらおうとした瞬間から茨（いばら）の道が始まるのが現実。

「役に立ちたい」の動画でいいのがなかったので、代わりにH.ウォーカーの曲を。「声のパワーってすげーな」って初めて僕が感じた映像です。パスターウォーカーのNYブルックリンの教会までわざわざ行ったのもいい思い出。ニュージーランドの「ハカ」の声もビビッときますね。声を出すって大事。特に本当に思っていることを声に出して言うってのはもはや健康法。

◆プレゼン大会

同じような仕組みで
今結構巷で流行っているのがプレゼン大会と呼ばれるものだ。

人前で先生として偉そうにかっこよく話をしてみたい
とか
一度でいいから先生と呼ばれてみたい
という欲求が人にはあるというけれども
僕は教員時代に生徒の前でもう嫌というほど授業をしてきたので
もうお腹いっぱいって感じなのです。

その欲求を満たすための「プレゼン大会」というのは
これも要は、お金を払ってオーディションに参加して
人前で話せるチャンスを得る、運が良ければ１０００人の前でプレゼンができて
それがビジネスに結びつくこともある、という内容で
いわゆる「プレゼン大会ビジネス」ということだ。

「人前で偉そうに講演したい」「先生と呼ばれたい」
という欲求とは別に「プレゼン力」は純粋に大切だ。
プレゼンは往往にして左脳人は上手だが、右脳人は下手ですね。
先日ATHT会で空手のプレゼンをやらせていただいたのだが
反省用に録画したのを見返してみると
右脳人の僕は「えー」とか「でー」とか「咳払い」とかがめちゃ多い。
時間もちょっとオーバーするし内容も詰め込みすぎだし。

Tadashi Shichijo@才能発見/天職開発@naminchupro

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2019/09/19 21:12:27

プロのビジネスマンは
自己紹介の台本を３種類持ってるって言いますよね。
１０秒用、1分用、３分用。

そういうところ、不得意だけれども
ビジネスやるには不可欠。
見習わないとって思いますね。
ATHT会は「元アスリートとワイワイしていい気分になる会」ではなくて
「元アスリートがビジネスワールドでガチで勝負できるようお互いを成長させる会」だと思います。

◆カウンセラー講座

いちばん笑うのは
「カウンセラー講座」みたいな資格系のもの。

カウンセラー講座をお金を払って受けて
修了すれば資格が手に入る、というもの。

謳い文句とかすごいですね。
この講座を受ければ誰でもプロのカウンセラーになれる
とか。

そんな訳ないじゃんって思うけど
焦ってる人とかは引っかかるんでしょうね。

なぜなら才能学からみたら
カウンセラーの才能がある人とない人に明確に別れていて
カウンセラーの才能のない人に人生相談する気になんてなれないですよ。

資格って良くも悪くも形だけ。
実力は全く別ですね。

◆まとめ

才能学の天職開発コース（定期コンサルティング）は「いい気分」にはならないですね。
天職で食べていけるようにガチで実力をつけるのでむしろ叱ることの方が多いかもしれませんね〜（笑）

例えると
楽しくテニスをわいわいやるだけでいいのか
ウインブルドン目指して本気でストイックにテニスを上達させたいのか。

楽しくみんなでカラオケするだけでいいのか
本気でプロの歌手を目指してお金と時間と青春を賭けて
ボイストレーニング、ボーカルトレーニング、オーディションに挑むのか。

前者が悪いなんて言ってませんよ。
それはそれで「豊かさ」だと思うのですが
才能学は後者の人用です。

＊静かなグリーン車の中ではいろんなインスピレーションが降りて来ます。それにしても膨張色って太って見えますね。しばらく禁酒＆ダイエットです。（Goproのテスト撮影）


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