【2024年イベント情報】
1/16(木) #470 朝陽を浴びる会10:00-12:00 /(ライブ配信タイム11:00-12:00)【詳細
1/21(火):1月度右脳人会2025
1/28(火):1月度左脳人会2025
*才能学の才能発見セッション(天職16分野パーソナルチェック)では生年月日診断やABC選択診断では出てこない「持って生まれた特殊能力(武器)」と「これをするために生まれてきたのだ!」というエクスタシーポイントが40分インタビューで明らかになる。東京銀座またはZOOMで随時実施中!

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--vol.3903

日本人は「自分たちが物質的に豊かだ」と言われていますが
日本にいながらそれを自覚するのは割と難しかったりします。

ところが「本当の豊かさ」を考えたときに
特にアフリカをはじめとする貧しい国を訪問したことが
ある人は「物質的な豊かさ」が本当の豊かさではない
と気づく人が多いのではないかと思います。

そんなアフリカにも右脳人もいれば左脳人もいるはずで。

僕が出会った「アフリカンドラマー」はきっと右脳人。

ぶっちゃけトークで
性善説を採用してて
見返りを期待せずに人に尽くすけど
本当に見返りが返って来なくて
いつも貧乏な感じ。

ビジネスが下手で
お金のことが口に出せない。
お金のことを口にするのも
お酒の力を借りて酔ってでしか言えなかったり。

だから人格破綻者に誤解されたり。
お金にだらしない奴って誤解されたり。

僕がガーナで出会った
右脳系アフリカ人のアフリカンドラマーとの
やりとりの全ての記録です。
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第5話 「アフリカンドラマー」に説教?


「アフリカ」と仲間から呼ばれている男に声を
かけられたのはアフリカ入りして2日目のことだった。

ガーナの首都アクラの「DATE HOTEL」という安宿(シングル1泊約1000円)に彼はスタッフとして寝起きしているようだった。

彼の仕事はプロのドラマー(アフリカの太鼓奏者)だ。
005-1

ちょうどその夜、彼がナイトクラブで演奏するから来ないか?
という誘いを受ける。アフリカでアフリカの太鼓(ジャンベ)の演奏を聴くことは旅のハイライトのひとつ・・ということで誘いを受ける。

泊まっていたのは アダブラカ という下町。
ライブがあるのは オズ という外国人が多い
華やかな町。なぜかタクシー代250円は私持ち・・・。

タクシーの親父が途中で車を停めなにやら「アフリカ」と
口論、結局そこで車を降りることに。

俺「どうしたん?」
アフリカ「タクシーの親父が途中で値段を吊り上げやがった」

アフリカのタクシーは乗車前に値段交渉をするのが常識。
ただ旅行客は相場がわかってないのでよくぼられる。
まあまあ乗れよ・・と言われて目的地についてから
法外な値段を言われるってことはよくある。

このときは最初の言い値でタクシーに乗ったが
途中で値段を吊り上げる、といった手法だ。
ま、こういうのもよくある。

ナイトクラブの入場料400円。
ビール1本、コーラ1本頼んで260円。

バンドは7人組みでドラムス・ベース・ギター・
キーボード・アフリカンドラム・コーラスと
ポップな感じの選曲だったが開演の9時から
夜1時まで4時間演奏は止まらず。。。

「アフリカ」も4時間叩きっぱなしで
翌日朝起きたときは手のひらが痛くて仕方がないんだ、
と言っていた。

演奏が終わって「もう帰ろう」と私。
「俺がビールおごるからもう少しいよう」と彼。

しばらくして「よし、帰ろう、でも帰りにもう一件行こう」と彼。10分ほど歩いてちがう酒場へ。

彼はそこでウイスキーのような強い酒をグラス半分一気飲み
してかなり酔っ払ってきた様子。
どうやら演奏の後はいつもここにきて一杯やっている
様だった。


彼の年齢はおそらく40代。ドラム奏者をもう20年も
やっているというから「マスター」の域に達している。

アクラからバスで2時間ほどの村の出身だ。
「アフリカンドラムは都会で金になる」ということが
アフリカ中で言われている定説のようだ。

外国人がアフリカンドラムに注目し、
ドラムを買いに来たり、ドラムを習いにくる。。。

しかし彼曰く、事実はそうではないらしい。

供給の方が多くなってしまったか、
またはドラムの値段や講師料が高価になってしまったのか
わからないが「誰もドラムを買わない・・」と
彼は冷静に語っていた。

火・水・木・金と彼はアクラにいて、土・日・月と
村に帰る・・という生活を送っていた。

村に帰って何やってんだ?と聞くと
森に入って太鼓を作るために木を切り出し、
太鼓を作っているそうだ。

なるほど、それを都会に持ってきて売る・・ということだ。

「俺は観光客と友達になっても無理に薦めたりは
 しないんだ。」と少し自慢げに彼。

このときは、なかなかたいした人物がいるもんだな。。
と思っていた。



翌朝、大変なことがおこる。

朝起きてみたら「アフリカ」が自分のポケットに入れておいた
お金全部がなくなっていた、と言うのだ。

夜、強い酒を飲んで、でんでろりん~になってたからな・・
バカだな、こいつ・・。と思いつつ、多分盗ったのは同じ
ホテルの奴等しかいない・・と思うと「なんて仲間だ・・」と
あきれてしまったりもする。

彼は「村に帰らないといけないから、(金の面で)後で助けてくれよ。」と俺に言って来た。
昨日ギャラの話になって、一晩1500円ほどだと言っていたのでそれくらいならいいだろう、と思っていた。

しかし一抹の不安がよぎった。

もしかすると、失くしたっていうのも演技かもしれない。。

考えたくはなかったが、失くした・・ということにすれば
私からお金をもらうよい口実になる。

まだ会って2日。私は信じたかった。


そのまた翌日の夜、それは「アフリカ」が村へ帰る
前日だ。夜になって「飲みに行こう」と言う。

ホテルのまわりは下町。
前日、彼が私をいろいろ連れまわしてくれたおかげで
結構あちこちから私に声がかかるようになっていた。

まず行きつけの一杯飲み屋へ。

彼はまたそこでウイスキーの一気飲みをする。
そして私にジュースのようなものをおごる。

2軒目、路上にテーブルがある飲み屋でビールを注文。
ここからはなぜか俺のおごり。
彼の友達も集まりビールを3本飲んだところで
椅子に座っていた「アフリカ」がバランスを崩して
ひっくり返る。。。
相当酔っ払ってきているようだ。

そのあと、彼は私に近づいてこう語った。

「マイ・フレンド。。。俺は明日村に帰らないといけない。
 すまないが 50ユーロ、俺にくれないか?」

私はカチンときた。50ユーロと言えば約8000円だ。

盗られたライブのギャラの1500円くらいなら・・
と思っていたが、50ユーロという数字はどっから
出てくるんだ???

まだ旅は始まったばかり。旅の予算は5万円で行こう、
とその頃は思っていたので、8000円はやれない。。

俺「50ユーロは払えん。なんで50ユーロなんだ?
  どっからそんな数字が出てくるんだ?」

彼「50ユーロ必要なんだ。頼む、50ユーロくれ。」

俺「盗られた分ならと思ってたが50ユーロは無理だ。」

彼「そんなこと言うな。俺のおかげでライブも連れて行って
  やったし、ビールもおごってやっただろ。50ユーロ分以 上のことはしてやっただろう?」

俺「それを言っちゃおしめえよ。話にならん。俺は帰るぞ。」

みたいな話を10分くらいはしていただろうか。

席を立ってホテルに帰る私のあとを彼は追いかけてくる。

正直、このとき「恐怖」を感じた。。。。

ホテルにつきレストランの席に座る。
さっきと同じ話だ。

私はついに「アフリカ」に言った。

俺「確かに君はいろいろ俺にしてくれた。そのことは
  感謝している。しかしそれに対してお礼の額を
  決めるのは俺だろ?お前じゃない。なのになんで
  お前が俺にその額を言うんだ?」

彼は一言「I'm sorry」と。

話はわかっているようだ。

しかし私も相当意地になっていたので

俺「君に渡せるのは君が俺におごってくれた分の250円だ。
  250円かなしかだ。どちらにする?」

彼はとりあえず受け取るが、そのあともしつこい。

私は無視して部屋に戻ったがそのあと彼はレストランで
叫び始めた。

ホテルの従業員の仲間がわらわらとやってきて
彼をなだめているようだった・・・・。


翌朝、また「アフリカ」に会った。

「昨日相当酔ってたけど、昨日の話覚えてるか?」
と切り出してみた。

「アフリカ」は覚えてない、と言って「何があった?」と
聞いてきた。

「たいしたことはなかったよ。」と俺。

そのあと彼は言ってきた。「なあ、村に帰るから
お金を少し助けてくれよ。」

「昨日少しあげただろ。」と私。

「そうか!」と彼。

そのあとライブハウスで撮った写真、下町を一緒に歩いたときに撮った彼の友達の写真、けっこうたくさんあったが、
ミニプリンターでプリントしたものを彼に渡した。

「Thank you! Thank you!」と彼は何度も言っていた。

彼が村に帰った後、町を歩いているとたくさんの人から
「写真ありがとう~」と声がかかった。

そして自慢げにそして気前よく写真を友達に渡している「アフリカ」の姿が目に浮かぶのであった。。。



彼のバンドメンバーから話を聞いていると、バンドメンバー7名はそれぞれ外国人が泊まるような安宿に1人ずつ配置されていてライブの夜は最低1人、外国人の客を引っ張ってくるのがノルマ、もしくは連れて行った客数によって決まるバックマージンを含めてのギャラだったようだ。(だから無料で安宿に
泊まれる)

今から思うと50ユーロというのも、あちこちでお金を借りたり、一杯飲み屋でのツケがあったりしたのかもしれない。

素面のときは私に無理矢理太鼓を買わせようとか、太鼓を習わないかと無理強いすることもなかった。

お金を持っている外国人と友達になったことで
大金をもらえるチャンスだとは思っていただろうが、
それも「酔っ払って」しか言えなかった・・・。

本当はシャイでプライドが高い男だったのだと思う。


太鼓を叩く姿はかっこいいし、その音もリズムも
すばらしい。

外国人にお金をせびったりしないで
ドラムマスター「アフリカ」がドラマーとして
ずっと活躍できるようになるには、どうすれば
いいのだろうか・・と思ってしまう。
 

*ブログ記事とはちょっと違う角度から話した同じテーマの音声版も毎日更新していますのでぜひ。
(2つのプラットフォーム①Spotify ②stand.fm で同時配信中/同日中に更新予定)

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*毎週木曜日の10時からリアル朝会の「朝陽を浴びる会」現地からライブ中継もあり。

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2023
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2024
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◆著者プロフィール

Tadashi Shichijo /
日本才能学研究所所長。才能学カテゴリーは右脳100%舞台人。学生寮生活、自転車やバイクにテントを積んで日本中を旅し、空手国体選手、米国留学、公立中学英語教師(柔道部顧問)を経て、世界20ヶ国放浪、映画会社・馬牧場・大手学習塾教室長・政治家秘書など遍歴して独立。アフリカ系ブラジルパーカッションチーム主宰。

◆毎日音声配信しております。コチラからお聞きいただけます。


focus onシリーズ第一弾。

*「折り句TV」に出演しました!

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